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3月11日に寄せて
2021-03-11
3月11日に寄せて
2011年3月11日の東日本大震災から、早10年を迎えました。
2011年は、私にとって、その年初当選した大きな原点となる年です。

当時住んでいた東京都国分寺市で震度5弱の大きな揺れを経験しました。
あらゆる公共交通機関がストップし、帰宅困難者で駅前や公共施設は人で溢れかえりました。
商店街の店の陳列棚は倒れ、怪我をされている人がいないか、走りました。
市内の公営住宅、マンションやアパートなどの集合住宅は断水となり、特に高層階に住む方々は揺れが大きく、食器棚やタンスが倒れ、余震が来ないように広場や公園に集まっておられました。電話が混線しているため、皆、家族や友人と連絡がとれない状況で不安を感じておられました。
後日確認したところ、総務省の報告では、東北・関東の携帯電話基地局約 7 万局のうち、ピーク時では約 1 万 4800 局が停波、すなわち電波の送受信ができない状態になっていたそうです。
学校では、児童を安全に家まで帰宅させましたが、夫婦共働きのご家庭は、市外にある会社から帰宅できず、小さな子ども達だけで一晩過ごさなくてはならない事態にもなりました。

その後、首都圏では計画停電となり、市民から「防災行政無線が全く聞こえない」と苦情が相次ぎました。
議員として初めての一般質問で、この問題を取り上げ、放送した内容を電話で確認する事ができる応答サービスが開始されました。

これが私が議員として初めての実績となり、何よりも市民の命を守る事ができる、防災、減災、安全・安心を活動の柱にする!と決意をさせて頂きました。

その後も、有事の際、学校側が、電話だけでなく、登校か休校か時差登校かなどをお知らせするHPの案内サービスを立ち上げ、また子ども達だけで過ごした苦い経験から、保護者が迎えに来るまで、学校が責任をもって児童をお預かりする等、対応マニュアルも見直しされました。市役所も停電で、行政事務が停止したことから、BCP(事業継続計画)を議会で提案し、国分寺版BCPを作成して頂きました。
スマートフォンやタブレット端末のように無線LANの利用可能な端末が急速に普及している現在、災害時でも効果的に情報を受発信できる通信手段を平常時から、しっかり準備しておくことは、非常に重要であると考え、駅前や公共施設の無料WiFiを提案して参りました。
(今では、国分寺駅で、公衆フリーWiFiが開始されていると聞いています。)
この防災拠点や公共施設の公衆フリーWiFi の導入については、山口県議会議員として初の一般質問でも提案させて頂きました。

2011年から本日まで、皆様には、多くの声を寄せて頂き、支えられて議員活動をさせて頂いております。
まだまだ道半ばですが、誠心誠意、戦って参ります。



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